「MiscPack v2」(FileMaker Pro Plug-in)用のADM Templateの使用方法
ネットワーク環境でActive Directoryを導入している場合、グループポリシーを用いてMiscPackのライセンスコードを集中的に管理したり、グループポリシーで入力した文字列をMiscPackのKMisc_GetRegistryValue関数を介して取得することができます。これにより、たとえば人事部のOU(Active Directoryにおける組織単位)に属するコンピュータ上とそれ以外でスクリプトの動作を違えるといったことも可能になります。以下ではWindows Server 2003 R2を使用した場合について解説します。
まずmiscpack.admファイルをダウンロードします。グループポリシーエディタを起動し「管理用テンプレート」のコンテナが見えるようにします。

「管理用テンプレート」コンテナを右ボタンクリックし、表示されるメニューから「テンプレートの追加と削除」を選択します。「テンプレートの追加と削除」ダイアログボックスが表示されます。

「追加...」ボタンをクリックし、ファイル選択ダイアログボックスでダウンロードしたmiscpack.admファイルを選択します。その後「テンプレートの追加と削除」ダイアログボックスを閉じます。

グループポリシーエディタにMiscPackのポリシー設定項目が追加されます(下図)。「MiscPack Plugin」のポリシーは「コンピュータの構成」と「ユーザーの構成」の両方に現れます。なおWindows VistaやWindows Server 2008の場合、このポリシー設定は「従来の管理用テンプレート (ADM)」というコンテナの中に入ります。

「MiscPack Plugin」のポリシー(「コンピュータの構成」と「ユーザーの構成」のどちらを使用するかは利用方法によります。詳しくはドメインの管理者にお尋ねください。)内の「Custom string」をダブルクリックします。設定ダイアログボックスが表示されるのでラジオボタンで「有効」を選択した後、Custom stringの欄に適当な文字列を入力します(下図)。入力後ダイアログボックスを閉じます。

作成したグループポリシーを適当なOUにリンクします。そのOUに所属するコンピュータにログオンするか(「コンピュータの構成」側に設定した場合)、そのOUに所属するユーザーアカウントでコンピュータにログオンします(「ユーザーの構成」側に設定した場合)。MiscPack2.fmxプラグインがインストール済みのFileMaker Proを起動し、計算式KMisc_GetRegistryValue(2; ""; "CustomString")(「コンピュータの構成」側に設定した場合)または KMisc_GetRegistryValue(1; ""; "CustomString")(「ユーザーの構成」側に設定した場合)が返す値がグループポリシーで設定した値になることを確認します。グループポリシーの設定はすぐには有効にならないので、値が得られない場合はコマンドプロンプトを開いて「gpupdate」コマンドを実行するかコンピュータを再起動してから再度挑戦してみてください。
上述のCustom stringと同様にLicense codeの項目を使ってプラグインのライセンスコードをここで入力することも可能です。この設定はMiscPack v1.5以降で有効です。ここで入力した場合、そのグループポリシーの影響下にあるセキュリティプリンシパル(コンピュータやユーザー)ではライセンスコードを入力する手間を省けます。なお、誤ったライセンスコードを入力してもここではエラーが表示されないので注意してください。